こんにちは、工務部のHです。
引き続き、M様邸のおうちリモデラージュのご紹介です。
M様からのご要望の一つでもありました、
暖かいおうちにするため、様々な技術を施していきます!!
まず新設の窓は、空気層が16㎜の複層ガラスで、気密性が高いサッシを使います。
従来品では12mm(昔は6㎜)だった複層ガラスの空気層が、
今回使用する製品は断熱効果を最大限に発揮する16mmに拡大されているものなんです!
これにより、複層ガラスの断熱性能が従来品よりもアップし、
ガラスから冷気が伝わることを抑制します。
そして、既存の窓もガラスをペアガラスに交換していきます。
住まいの中で熱の出入りが最も多いのが『窓』です。
特に冬場は、なんと住まいの熱の約6割が窓から流出してしまうんです…。
そのため、室内の快適さをキープするためには、
窓の断熱性を高めることが重要なポイントとなります!
次に、壁の中の断熱材です。
昔の家は入っていなかったり、
入っていたとしても年数が経つと縮まってしまったり、
下がり落ちてしまったり…色々と不具合も生じる場合があります。
今回、M様のお宅にはきっちり隙間なく入っていましたが、
50㎜の断熱材は撤去していきます。
というのも、より高い断熱性能がある105㎜の厚さの
防湿層付き高性能グラスウールの断熱材に取替えることによって、
さらにおうちの暖かさがパワーアップします!
断熱材を柱・間柱間に隙間なく施工し、
防湿フィルムを柱・間柱、梁・胴差の見付け面に重ねて止めます。
下屋やベランダの下にも入れて頭上も断熱していきます。
もちろん、冬場の暖かさを保つだけではありません。
夏でも部屋の中が高温になることを防ぐことができます。
そのため、夏も冬もエアコンの使用が減り、
これまでよりも光熱費が安くなる可能性があり、
家計にも大助かりですね!
ちなみに、気密性を高めること=防音効果もあるんです!
楽器や歌の練習をされる方がいらっしゃる場合にもこの施工はおすすめです。
一つの施工で断熱+防音、一石二鳥ですね♪
奈良県内も12月に入り、かなり冷え込んできました。
今年は秋の過ごしやすさがあまり感じられないまま、
本格的な冬に突入したように感じます。
この時期に注意しなければならないのが、『ヒートショック』なんです。
実は、交通事故よりも死亡者数が多い『ヒートショック』は、
住宅内での急激な温度差による血圧の変動がもたらす健康被害です。
家族で過ごすリビングは暖かくても、
一歩廊下に出るとトイレやお風呂場はとても寒く感じますよね。
この温度差が大きければ大きいほど、人間の身体には負担がかかってしまいます。
冬の朝は13℃以上が身体に優しく、冬場の突然死が減るそうです。
断熱リフォームで『温度差』の少ない健康・快適な住まいを目指していけるよう、
当社ではお客様のご要望に最大限お応え致します!!
M様邸のおうちリモデラージュも折り返し地点を通過しました。
残りの施工もぜひご期待ください!!